ここはプリンセスクラウンの名探偵コナン乙女二次創作同人ゲーム「安室透の恋愛事情」紹介ページです。
版権元・関係者様には一切関係ありません。
攻略キャラクターは安室透です。
対象年齢 ・・・・・・・・・・ 全年齢
イベント価格 ・・・・・・ 1200円
発売日 ・・・・・ 2018年6月17日
COMIC CITY東京 142で「安室透の恋愛事情」をお手に取ってくださった方に、先着で安室くんトリプルフェイスタンブラーをプレゼント!
※数に限りがあります
元気が取り柄のJK。父子家庭だったが、父親が急死し、以来、伯母夫婦の家でお世話になっている。
そんな生い立ちの割に、根がポジティブなおかげか、平和に暮らしている。
父の元同僚だったという安室とは、親戚に引き取られるまでの数日間、一緒に暮らしていたことがあり、安室を慕っている。
降谷 零
「!!?」
???
「……降…谷……か?」
「……わりぃ……。へま、やっちまった……」
降谷 零
「――しゃべるな!
……っ。なんで、そんな……バカな真似を!」
???
「カハッ……そんな、怖ぇ面で怒んなよ……。
せっかくの優男が、台無しだぜ……」
降谷 零
「そんな軽口叩いてる場合ですか!」
???
「ハハ……。すまないついでに、もう一つ、頼まれてくれるか……?」
「あいつを……。俺の娘を、守ってやってくれ……」
降谷 零
「……っ。あなたという人は……」
「そんなバカな約束、守れるわけないじゃないですか!」
「自分の大切なものくらい、ここを無事にやり抜いて、自分で守ったらどうなんですか!」
???
「そうしたいところは、山々なんだがよ……。
くぅ……っ。そうも、言ってられなさそう…なんだよなぁ……」
〇〇
「う~ん。この苺のムース、ソースとよくあってて美味しい。舌触りも滑らか」
安室 透
「こっちのブルーベリーの方も美味しいね。これなら、季節を気にせず提供できるかも。
生のブルーベリーを使うのもいいかもしれない」
〇〇
「安室さんの方も、美味しそうだね」
安室 透
「じゃあ、食べ比べてみる?」
〇〇
「いいの? じゃあ……」
安室 透
「はい、〇〇ちゃん、どうぞ」
〇〇
「!?
安室さん? なに、やってるの……?」
ムースをのっけたスプーンを私の方に向けて、安室さんはニコニコと微笑んでいる。
意図はなんとなく読めるけれど、あえて、聞いてみた。
安室 透
「え、だから。食べ比べでしょ?」
〇〇
「いや、そー言ったけど……」
(食べあいっこさせようとか言ってないよね)
安室 透
「ほら、早く口を開けないと、次が待ってるよ」
「〇〇ちゃん、あーん……だよ」
〇〇
「嘘つき――……!」
安室 透
「――……っ」
〇〇
「嘘つき……。ずっと、信じてたのに……」
悔しさとショックで、泣きたくないのに涙がこぼれた。
今までずっと信じていたものが、全部壊れていくような喪失感……。
2年前……そして、再会してからの安室さんがくれた優しさが、頭を撫でてくれた温もりが、全部嘘だったなんて思いたくなかった。
私の涙に気付いた安室さんは、頬に触れようとした手を寸前で止め……きつく握り締めた。
安室 透
「嘘つき……か」
「確かに、僕は君が言うとおり、嘘つきだな。今まで、数え切れないくらいの人を騙してきたんだから」
普段の安室さんなら、決して見せないだろう物憂げな表情……。
こんな時に、ずるい……。
何もかも許すことなんか出来ないのに、心が揺らぎそうになる。
〇〇
(やっぱり、こんな所で寝られるわけない!)
しばらく安室さんが眠りにつくのを待ってから、目を開いた。
ベッドからそっと抜けだそうとした、その時……。
安室 透
「僕は明日にしろと言ったはずだ」
〇〇
「起きて――……」
安室 透
「君の行動は単純だから。次に何するつもりかくらい、すぐに分かる」
「だから……」
〇〇
「――…やっ! 安室さん、放して!」
あっさりとベッドの中へと連れ戻され、意外と力強い安室さんの腕で拘束されてしまった。
安室 透
「いいから、大人しくしてろ」
〇〇
「だから……やだって……」
警戒しなくちゃダメだと分かっているのに、こんな風に抱き締めるようにされたら胸がざわめく。
たとえ安室さんがどんな人でも、これまでの自分の心が、思い出が、安室さんの温もりに反応して身体を火照らせる。
安室 透
「本気で逃げるつもりがないのなら、逆効果だ」
「そんなに弱々しく抵抗されると、ますます逃がしたくなくなる」
〇〇
「……っ。安室さんは、ひどいよ……」
抵抗を許さないほど強く縛られたのなら、私だって本気を出せたかもしれないのに、私を抱き締める腕は、最初から最後まで、どこまでも優しい。
安室さんの優しさは、時に残酷だ。
安室 透
「ひどい男に捕まったんだって分かったんなら、諦めてくれないか」